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エジプト…それは3000年以上も昔の古代から国家を形成していた国で、ピラミッドや神殿などたくさんの歴史的遺産が残されています。遺跡のほとんどはルクソールという都市に集中しています。エジプトの中でも最大級のカナルック神殿をはじめ王家の谷や女王葬祭殿など見所がたくさんあります。

一生に一度エジプトへ訪れ、歴史の息吹を感じてみましょう。

エジプトは砂漠気候で1年を通してとても暑く、雨もほとんど降りません。そんなエジプトを訪れる時に気をつけて欲しいのは砂嵐です。3月から5月にかけては砂嵐のシーズンなので、この期間にエジプトに行くのはおすすめしません。また、6月から8月の真夏の期間は気温が40℃を超える暑さになるので外を歩くと熱中症になってしまう危険性があります。

この2点を考えた上で観光におすすめなのは、気温が25℃~30℃くらいと過ごしやすくなる冬季の11月~2月の間で、特に12月と1月が一番観光がしやすいでしょう。

ギザの3大ピラミッドはギザ地方にある3つ並んでいるピラミッドの総称です。すぐ近くにあるスフィンクスとともにエジプトのシンボルになっている遺跡です。

この3つのピラミッドが造られたのは、約4500年前~紀元前2500年頃の間と言われ、いずれもエジプト第4王朝期に建設されたものです。最も完成度が高く保存状態がいいピラミッドで、それぞれ古代エジプトのファラオであるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓陵とされています。

さらにこの3大ピラミッド謎が多く、ナイル川を天の川に見立ててみると、ピラミッドとオリオン座の位置が重なるので、オリオン座の3つ星を表しているという説があります。、

中でも1番大きいのはクフ王のピラミッドです。よくテレビや旅行本などに載っているピラミッドはこのクフ王のピラミッドです。大きさは高さ138.8メートル、底辺の一辺の長さが約230メートルととても巨大です。四角錐の各面は正確に東西南北を向いています。

この巨大なピラミッド内部の温度は、どうやって保っているのかわかりませんが常に約20℃に保たれています。また、扉の重さは20tもあるというのに、外側から押したときは重くて動かないのに、内側から押したときは軽く開くという不思議な構造になっています。入り口から急傾斜の通路を抜けると、クフ王が埋葬されていたと考えられている王の玄室に通じています。

カウラー王のピラミッドは3大ピラミッドの中で一番保存状態が良く、高さ143メートル、底辺の一辺の長さが約215メートルとクフ王のピラミッドよりは一回り小さいですが、それでも巨大な大きさがあります。

写真でみるとクフ王のピラミッドよりカウラー王のピラミッドの方が大きく見えますが、これはクフ王のピラミッドよりも高い場所に建てられていることと、58.8度の角度があるためで、実際はクフ王のピラミッドの方が大きいです。

メンカウラー王の第3ピラミッドは高さ65.5メートル、底辺の一辺の長さが約105メートルと他の2つのピラミッドと比べて長さで半分、体積で8分の1ほどしかない3大ピラミッドの中では圧倒的に小さいピラミッドとなります。ピラミッドの北面に大きな傷がありますが、これは破壊に失敗した痕だといわれています。

このギザの3大ピラミッドへ行くには、エジプトの首都カイロから地下鉄やバスなどの交通手段を使って行くことができます。バスで行く場合は、渋滞がなければ40分でギザの3大ピラミッドに到着します。バスはエアコンが付いているバスと付いていないバスがあり、エアコンが付いているバスは2ポンド、エアコンが付いていないバスは1ポンドで乗ることができます。

スフィンクスは、頭は人間、身体はライオンという神獣を司ったもので、犬で言う伏せの体勢をしている石像です。スフィンクスの役割に関しては未だ多くの謎に包まれています。

エジプト内でいくつもスフィンクスは存在していますが、ギザの3大ピラミッドの近くにあるスフィンクスはとても大きいスフィンクスで大スフィンクスと呼ばれています。

大きさは全長73.5メートル、全高20メートル、全幅6メートルもあり、一枚岩からの彫り出した石像としては世界最大の石像です。

カフラー王の命によりピラミッドの守り神として紀元前2500年ごろに造られ、頭部はカフラー王に似せていると言われています。しかし最近の研究では、損傷や侵食の観点から、カフラー王のピラミッドよりも古い時代に造られたものじゃないかということも言われています。

スフィンクスは、エジプトを描いた小説や映画に良く登場してきます。その多くは、スフィンクスは石像ながらも門番という役割で、門をくぐろうとする者になぞなぞを出し、そのなぞなぞに答えられなかった者はスフィンクスに食べられてしまうといったものが多い。

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