保存状態のよさでは、指折りのホルス神殿。 繊細なレリーフが神殿内だけでなく、周壁にも見られる。 ハヤブサの神ホルスを祀る神殿で、塔門を入ると32本の列柱に囲まれた中庭にでる。 中庭の神像が頭にかぶる二重王冠は、エジプトの統一を象徴するものだ。 また、列柱室には各州を代表する神々のレリーフなどが刻まれている。 列柱室の周りには、パピルスを保管する図書室や宝物庫などの跡が残っている。
ルクソールのカナルック神殿に次いで大きい塔門である。 ホルス神とハトホル女神の前で、敵を打ちすえるプトレマイオス12世(クレオパトラ女王の父)の様子が描かれている。