新王朝時代第18王朝アメンヘテプ2世によって建てられた神殿だ。 ヌビアの神マンドリス、下エジプトの女神ワジェド、若いマンドリスの3神が祀られており、至聖所の壁面にはマンドリスに捧げ物をするファラオの姿が刻まれている。 古代の石切り場の入り口にあったというケルタシのキオスクは、鉱山や石切り場の守り神でもあるハトホル女神が、自らの領地を回るときの中継場所だったという。
内部には美しいレリーフが残されている。 また、中庭の壁面に面白いものが残されていて「神殿内に豚がたくさんいるから何とかするように」というギリシア語のおふれがある。