イシス女神に捧げられた神殿。
プトレマイオス王朝から古代ローマ時代に建てられたもの。
550年前後にローマ皇帝の命によって閉じられる最後まで、古代エジプトの信仰が生き続いていた神殿だった。
第1塔門にはイシス、ホルス、ハトホルに生け贄を捧げるファラオの姿が描かれている。
ローマ皇帝ハドリアヌスの造った「ハドリアヌス帝の門」は第2塔門の西側。
神話を用いたレリーフは是非見ておきたい。
神殿で儀式をする時、船で帰還したイシスが休息する場所だったと言われているトラヤヌス帝のキオスク。 14本の柱で構成されており、近くにはユニークなベス神の姿も見られる。