ヌビア地方の人々はエジプトを脅かす存在だったため、エジプトの偉大さを誇示するためにラムセス2世はアブ・シンベルに神殿を造った。 太陽の動きを巧みに利用し、綿密に計算されて建てられた神殿。 神殿正面には、高さが21mもあるラムセス2世の巨像が4体並んでおり、左から順番に若い頃から老年のラムセス2世を表しているという説がある。 ネフェルタリ王妃の像は入り口の左右にある。
アブ・シンベル小神殿は、ネフェルタリとハトホル女神に捧げられた神殿。 大神殿から北に100m程離れた所にあり、神殿の正面には2体のネフェルタリの像と4体のラムセス2世の像が並んでいる。