ツタンカーメンと同じ1.7mの高さがある立像。 カーとは魂のうち、エネルギーや守護を司る部分で、死後の世界で復活するために必要なもののひとつとして考えられていた。 カーはバーという意識や道徳を司る人間の頭と腕を持つ鳥の姿をしているものと合わさると、アクというものになり、太陽神ラーの船に乗れる。 金色は太陽の光を、黒は豊穣を意味しファラオが神の肉体を持ってよみがえる事を示している。
発見当時、玄室の入り口を守るようにして同タイプの2体の像が向かい合わせに立っていた。 カーの像の近くには、発見当時の光景を撮影した写真が展示されているので見てみよう。