死後の世界と、そこで平穏に暮らすための方法が描かれている「死者の書」。 死者の書には約200の呪文が記されている。 パピルスに描かれるようになったのは、新王国時代以降で、膨大な量の巻物が墓におさめられた。エジプト考古学博物館の入り口から一番奥にある1号階段と5号階段の踊り場にはその一部が展示されており、冥界の王オリシス神の前で死者の善悪を計る場面は特に有名なところ。
数ある困難の中でも、大変な試練なのは冥界の王オリシス神による審判。 死者は、オリシスの前で42項目の罪を起こさなかった事を告白しなければならなく、1つでも間違うと地獄行きだそう。