玉座の背もたれには、王宮の部屋でくつろぐ若きツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンの姿が描かれている。 若きファラオに妻のアンケセナーメンが香油を塗る姿が描かれている。 玉座はアマルナ時代に作られたものとされ、金箔を貼った上から銀やラピスラズリ、赤の鉛ガラスや青の着色ガラスで装飾され、腕木の側面にはコブラやハゲワシの女神の姿も。 また、2人の上には太陽神アテンが輝いている。
レリーフをよく見てみると、ツタンカーメンとアンケセナーメンは1足のサンダルを片方ずつ履いており、夫婦の仲がとても良かったことを示している。 足元にも注目してみよう。