エジプトといえば、古代遺跡などの歴史建造物のほかにも、黄金のマスクや、ツタンカーメンの玉座などの出土品も有名かと思います。首都カイロにある国立博物館「エジプト考古学博物館」には、それらの貴重な出土品が数多く展示されていて非常に興味深い内容となっています。
ツタンカーメンがかぶっていた純金製のマスクで、重さは約11kgもある。 マスクの裏側は、樹脂のためしっかりとミイラに接着されていたらしい。 マスクに用いられ…
ツタンカーメンと同じ1.7mの高さがある立像。 カーとは魂のうち、エネルギーや守護を司る部分で、死後の世界で復活するために必要なもののひとつとして考えられ…
人型棺は全部で3つ。 一番内側のものは、マスクと同じく純金製で重さが110.4kgもある。 胴体部分には、上下エジプトの象徴コンドルとコブラが翼をひろげた姿で描…
玉座の背もたれには、王宮の部屋でくつろぐ若きツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンの姿が描かれている。 若きファラオに妻のアンケセナーメンが香油を塗…
ミイラを作る途中で肉体から取り出した内蔵を収める容器。 ツタンカーメンの遺体から取り出された肝臓、肺、胃、腸が別々に納められている。 王の内蔵は、まず黄…
第19王朝のファラオ、ラムセス2世のミイラが偉大なファラオたちのミイラを安置しているミイラ室に展示されている。 ラムセス2世はアブ・シンベル神殿などを建設し、…
1871年にメイドゥムの大型マスタバ墳の一つから、マリエットの発掘隊が発見したもの。 第4王朝スネフェル王の息子であり、大神官で将軍でもあったラーへテプ王…
死後の世界と、そこで平穏に暮らすための方法が描かれている「死者の書」。 死者の書には約200の呪文が記されている。 パピルスに描かれるようになったのは、…